カテゴリ:日記
卒業式後

P1130962.JPG

P1130964.JPG

P1130966.JPG

P1130965.JPG

 19日に行われた卒業式。その後、花道を在校生と保護者の方々で作りお別れとなりました。

校長式辞(一部省略)
 校庭の木々にも春の訪れが感じられる本日ここに、本校第六十二回卒業式を挙行するに当たり、ご多用のところ多数のご来賓の皆様のご臨席を賜り、心から御礼を申し上げます。また、保護者の皆様には三年間何かとご心配も多かったことと思いますが、このように立派に成長されての晴れのご卒業でございます。心よりお祝いを申し上げます。また、長きにわたって本校の教育活動にご理解ご協力を賜りましたこと、この場をお借りして深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、百二十一名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます・・・・・ そのような中、一つだけ忘れてはならないことがあります。先ほどお渡しした卒業証書は、皆さん自身の努力の証(あかし)ではありますが、決して皆さんの力だけで得たものではありません。保護者の方はもちろん、地域の皆様、今までお世話になった先生方など、非常に多くの方のご支援があってこそ得ることができた卒業証書です。今日、校内に入って気がついた人も多いと思いますが、廊下や教室、体育館の入り口等に、きれいな花が生けてありました。これは、学校支援地域本部のボランティアの方々が、「華のある学校プロジェクト」の活動として、忙しい中、皆さんのために、在校生と一緒に生けてくださったものです。皆さんに気持ちよく卒業していってもらいたいというボランティアの方の思いをしっかりと受け止め、支えてくださったすべての方への感謝の気持ちを、決して忘れないでください。
 それと同時に、皆さんには支えられるだけでなく、人を支える力、人を幸せにする力があるのだということを自覚してもらいたいと思います。三月十一日の月曜日に、ティアラこうとうで行われた合唱コンクールで、皆さんはすばらしい成果を表してくれました。全員が本気で、全力で臨んだクラス、学年合唱は、会場のすべての人の心を打ちました。コンクールに向けて練習を積む中で、クラスがばらばらになったり、ぶつかり合ったりして、不安な気持ちで当日を迎えた人も多かったのではないでしょうか。しかし、舞台の上で一心に歌う皆さんの表情は、穏やかで、素直で、何の迷いもありませんでした。そのような皆さんの姿が、参観してくださった多くの方々の胸を震わせたのです。また、皆さんから届く、毎日の気持ちよく元気なあいさつは、まさに「日本一」でした。辛いとき苦しいときに君たちから多くの人たちが励まされました。コロナ禍を走り抜けた皆さんは、「できないことを嘆くのではなく、できることを精一杯頑張る」学年だったと思います。
 皆さん一人一人には、このように、他の人を感動させ、幸せにする大きな力があるのだということを覚えておいてほしいと思います。
 在校生の皆さんの態度も立派です。今まさに、卒業生の皆さんが、最上級生として、第三亀戸中学校の顔として、示している姿勢が、間違いなく在校生に受け継がれ、来年度以降も卒業生に負けない成果を納めてくれることでしょう。
 さて、これから巣立つ皆さんへ、私からの最後の話しをさせてください。長い人生には、様々な困難があると思います。そんな時は、この詩を思い出してください。 私の大好きな相田みつをさんの詩です。

長い人生にはなあ  どんなに避けようとしても
どうしても通らなければならぬ道というものがあるんだな
そんなときは  その道をだまって歩くことだな
 愚痴や弱音を吐かないでな 黙って歩くんだよ
ただ黙って 涙なんか見せちゃダメだぜ
そしてなあ  その時なんだよ  人間としてのいのちの
 根が深くなるのは
 皆さんがこれから歩む道は決して平坦ではないと思います。 苦しいこともあるでしょう。辛いこともあるでしょう。でも、そうした多くの困難や苦労を乗り越えたときこそ、 大きな飛躍や成長があるのです。そして、そういう時こそ、「人」としての深みが増すのです。
 どんなことがあっても落ち込んでいるのではなく、その中で、できることを見つけ最善を尽くして努力することが大切です。
「今日」という日は、いつだって、残る人生の「初日」です。「今日」という日は、いつだって、残る人生の「初日」です。      
卒業は終わりではなく、始まりです。
ぜひ、今日からの一日一日を、力強く歩み、君たちの人生を豊かなものにしてください。嬉しいことがあったときも自分を戒め「日々前進」 悩んで苦しんでいるときも希望を求め「日々前進」  皆さんの輝ける未来に幸多かれと祈り式辞といたします。

        

公開日:2024年03月21日 13:00:00