令和5年度 校長挨拶
こんにちは。本校校長の小林一志です。今年度で5年目となります。どうぞよろしくお願い致します。今年度は~2023年 新たな三亀中の創造~をモットーに、昨年と同様に「あいさつが響き合い 心を耕し 主体性を育む学校」を目指す学校像として、学校経営方針を立てさせてもらいました。そして、その実現に向けて、4つの重点項目をあげさせていただきます。「あいさつが飛び交う学校の育成」「基礎学力の定着に向けた指導の工夫と改善」「読書活動の推進」「フォロワーシップ(自分が今何をすべきかを考え行動する力)の育成」です。
「あいさつ」につきましては、「あいさつの三亀中」として定着してきました。子どもたちが社会に出たときも、心から「あいさつ」できる人づくりが、よい人間関係へと導いてくれると信じています。「基礎学力の定着」は、学校とご家庭で連携しながらの取り組みと考えています。私たちは、授業での指導の工夫、改善をはかり、わかる授業・できる授業の実践をしていきます。そして、「学習する習慣」をしっかりと育成するために、ご家庭での学習の見直しについてもご協力いただくこともあると思います。よろしくお願いします。「読書活動の推進」では、テーマに「脱!スマホ!」を掲げ、本を読む活動を通して心の育成を図っていきたいと思います。昨年度の実績としては、図書室の本の貸出率が三倍以上になったとの報告も受けています。学級文庫、読書週間の設置等や、図書室が利用しやすくなるような工夫・改善等をして、読書の良さを伝えていきたいと思います。最後に「フォロワーシップ(自分が今何をすべきかを考え行動する力)の育成」です。人任せでなく自ら主体的に動くことができる力を子どもたち一人ひとりに付けてもらいたいと思います。そのために、「考える力」と「行動に移す力」が必要になってきます。私たち大人は「待つことの大切さ」を心に持ちながら指導に当たらないといけないと考えます。学校生活では、委員会活動や部活動等の縦割りの社会や、道徳や総合の学習で、そんな力を育成していきたいと思ってます。今、まさに生徒会や委員会活動が生徒主体となって動き始めており、今後の動向がとても楽しみです。
今年度の年間計画としては、可能な限り行事を行う方向で考えております。また、その中で、近隣の小学校やインターナショナルスクール等と連携を図り、互いに学び合えるような企画を考えています。また、本校の同窓会・学校地域協働本部が中心となり、イベントも計画しています。計画がまとまりましたら連絡をしますので、ご参加いただければと考えます。mata,
行事以外としまして、毎年期間を設けながら行っていた「衣替え」を撤廃したいと思います。現在、気候の変動が大きく、通常の「衣替え」の期間で補えないことが多々ありました。そこで、今年度より、儀式的行事以外の学校生活の場では、標準服と夏服の着用を個人の体調に合わせて着るようにし、「衣替え」の期間はなしとします。ご理解、ご協力いただければと思います。
最後に、お願いとして、いつもお伝えしていることを…
家庭の中には「3つの声」が大切だと思っています。3つの声とは、『話し声 笑い声 歌声』です。毎日は無理でも、家の中に保護者の方々の会話や親子の会話があって、家族が笑い合える時間があれば、思春期を迎える子どもたちの情緒の安定にとても良いです。また、保護者の方々から鼻歌が聞こえる家には、とっても素敵な子が育ちます。家の中にTVの音だけ、スマホのゲーム等の音だけが流れていては、良い子は育ちません。どうか、「3つの声」を大切にしていただければと思います。
更新日:2023年04月18日 16:47:53