江東区立第三亀戸中学校

　おはようございます。いよいよ３月に入りました。今年もあっという間に２ヶ月が経過しましたが、コロナ禍でなかなか毎日思い通りに進まない生活を送っていることと思います。ワクチン接種も始まりました。ここからきっと良い方向に世の中全体が動くことを信じ頑張りましょう。
　さて、３月といえば、東京大空襲を忘れてはなりません。昭和２０年３月９日夜半から１０日にかけて町全域が焼失し、多くの尊い人命と財産を失った戦争体験をもっている江東区。江東区は、平和を愛する区民の願いにこたえ、再び戦争の惨禍を繰り返してはならないことを強く世界の人々に訴えるとともに、｢平和都市｣であることを宣言しています。このことを生徒たちにも絶対に忘れてほしくはありません。
　そこで、元江東区学童集団疎開連絡会の会長であり、現亀戸一丁目町会長、三亀中の教育推進協議会会長の二見好一様から｢戦争の語り部」というＤＶＤをお借りし、｢平和教育」の一環として全校生徒で視聴させていただこうと思っています。
　本日は、第一学年が体育館で視聴しました。語り部の方々が、集団疎開先での話や東京大空襲後の家族の訃報を受けたときの話、卒業式の為に集団疎開先から帰郷しみんなで集合写真を撮った次の日に大空襲･･･目の前で焼け死んでしまった人たちの話など、たいへん悲惨で辛く悲しい思いをされた語り部の方々の話を集中して視聴していました。最後に語り部の方々からこんな話をいただきました。「戦争は絶対にいけない。平和が一番なんです。｣「平和の尊さをどうやって伝えていくかが大切だと思っています。」「将来の日本のことと世界のことを考えないといけない。」｢自分のことじゃなくて他の人の気持ちになって考えてほしい。」「戦争は人災です。天災じゃないんです。」｢戦争のない世界を若い人たちには創ってほしい。」と･･･